仮ナンバーでの注意とポイント!
仮ナンバー(臨時運行許可)を利用するケースは幾つか考えられますが、個人で仮ナンバーを利用する際の注意事項とポイントを紹介します。
個人売買
ヤフーオークション等で落札した車検切れや抹消登録済みの車両を回送する場合、任意保険には加入していない状態での運転になるので注意が必要です!
万が一大きな損害賠償責任が生じたら自賠責保険だけではどうにもこうにもならないですから!!
折角お気に入りの車を安く手に出来たとしても、「千」「億」単位の支払いを求められたら…ですよね。
購入した車両ですので、現在自動車保険に加入していたとして「他車運転危険担保特約」も意味がないですし…そもそも仮ナンバー状態で自動車保険に加入できるのだろうか?
ここは要確認です!
管理人みたいな中古車販売業者ですと大丈夫なんですけどね。
自賠責保険
仮ナンバー(臨時運行許可)を受ける期間分だけの保険期間が残っていれば問題ないのですが、自賠責保険も切れている場合は、新たに自賠責保険に加入しなければならないです。
これから新規登録(車検)を受ける場合は、25ヶ月分の自賠責保険料を納めればよいだけなので問題はないのですが、これから廃車にする場合は少し無駄な保険料を支払う事になります。
自家用乗用自動車の場合、自賠責保険に加入する最小単位が1か月だからです。
参考!
中国運輸支局の自動車損害賠償責任保険料(共済掛金)早見表を見ていただくと解かるのですが、24ヶ月分の自賠責保険料が「30,680円」です。
30,680÷24=1,278円/1か月分の保険料
上記のようにはならないのです!
1か月分の保険料を確認してみると、なっなんと「6,040円」なのです!!
廃車にするなら!
仮ナンバー申請代+自賠責保険料+事故等のリスク=自分で廃車にするのは控えたほうが良い!
廃車に掛かる費用を抑えるならば、抹消登録の手続きは自分で行い、車の処分は車の買取業者に任せるのが無難ではないでしょうか!?
仮ナンバーの申請や自賠責保険の加入など手間と時間が結構必要なのもありますし…。